仲介手数料が「定額制」になっているサービスについて知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
不動産を売買の際の仲介手数料は、物件の価格に対する割合で変動しますが、なかには、「定額制」にしている会社もあります。それらの情報について説明しています。
不動産会社の中には、
手数料を定額制
に設定している会社もあります。
通常、不動産を売買する際の
仲介手数料
は、宅建業法でその上限が定められていますが、基本、下限は定められていません。
ですので、仲介手数料を定額にすることは、法的にも問題ありません。
ちなみに、400万円を超える価格の場合は、仲介手数料は、
「売買価格×3%+6万円+消費税」
を上限としています。
また、実際のところ、
価格の高い安いに関わらず、売買に関わる書面の作成の手間
はあまり変らないという一面があります。
そう考えると、
価格の高い物件の場合、価格の低い物件に比べて、営業の手間がかかるかどうか?
と言う点も、微妙な部分があります。
ある意味、
仲介手数料をある程度の設定で定額にするということは、合理的
とも言えます。
ただ、その地域で特定の不動産会社だけが、仲介手数料の設定を安くしてしまうと、
不動産業界に限らず、一般的に、値下げ競争の方向にいってしまうと、消耗戦になってしまう可能性がある
あるいは、
他の不動産会社とのバランスがくずれる
という面もあります。
なかなか難しいところではありますが、
価格を下げるよりは、サービスのレベルを向上させる方向が本筋
という見方もできます。
ご参考までに、仲介手数料を定額で提供している都内の会社には、下記のような先があります。
不動産の仲介手数料 定額の会社
MJ TOKYO株式会社
以前、産経新聞にも、取材記事が掲載されていました。
値引き交渉のインセンティブという費用があります。
上記の会社が、「家やすっ!」というサービスで提供されています。
東京23区内の物件が対象。
株式会社マスターズ・コンサルティング
都内を中心に対応されているようです。
仲介手数料は、33万円(税込み)とかなり低い設定になっています。
グランドネクスト株式会社
売却時の仲介手数料、498,000円、購入時の仲介手数料は、無料もしくは半額という設定です。
いわゆる、売主さんからに仲介依頼を受けている物件は、売主側からの仲介手数料のみでの対応ということですね。
和田京子不動産株式会社
社名にインパクトがあります。
仲介手数料は、定額60万円または、無料という設定です。
リセールワン
1000万円を超える物件については、定額35万円の設定です。
マンションマーケット スマート売却
仲介手数料は、定額66万円です。
マンションマーケットというマンション情報サイトを運営している会社の提供サービスです。
下記ページを見ると、
買主側は、オークション形式
での説明になっていますが、スーモ、楽待にも掲載するとの記載もあります。
スーモ、楽待に掲載する際に、販売価格を決める必要がありますが、オークションとの整合性をどうするかについては、謎です。
テイガク!
マンションと新築建売に限定して、仲介手数料を定額にしています。
さいごに
上記には、記載していませんが、
仲介手数料の金額をかなり低い金額で設定
して、
買主さんの行うリフォーム費用を請け負って、そこで利益を見込む
と思われる形式の会社もありました。
そのような場合、結局、リフォーム費用が割高になるリスクもあります。
注意しましょう!
いずれにしても、仲介手数料の金額だけでなく、
不動産会社の信頼性
で選択することが大切ですね。