物件を管理するときの、
スマートロック
というツールについて知りたい。
こんなテーマに関する記事です。
物件を管理する際に、スマートロックと呼ばれるITツールがあります。
IT活用による便利な鍵の管理形態として、「スマートロック」というものがあります。
これは、データ通信によって鍵の管理をすることによって
・スマートフォンで鍵の開閉ができたり、
・鍵の設定を遠隔で行える、
・利用履歴を管理できる、
といったことができるというものです。
不動産業務で使用する場合は、
賃貸物件の管理(内見対応時)に活用できるかどうか
という視点での検討になります。
下記にそのメリットと注意点をピックアップしていきます。
賃貸管理物件で使用するメリットと注意点
管理する物件で、スマートロックを利用する際のメリットと注意点としては、下記の事項があります。
メリット
メリットとしては、下記のような点をあげることができます。
・鍵の解錠条件に、有効期限などを設定することができる。
・内見依頼の際に、都度、条件を変更してセキュリティーを高めることができる。
・入居後も、設定を変更するだけで、シリンダー交換する必要がなくなる。
・解錠履歴が残る。
・スマホで解錠ができ、便利。
・後付けできる仕様であれば、工事が簡易。
注意点!
実際に導入する際には、状況によって、手間がかかったり、定期的にチェックが必要な事項がありますので、注意しましょう。
・遠隔で操作する仕様の場合は、wifi機能およびその物件にwifi環境が必要。
(既に、その物件に共有のwifiが設定されている場合は、導入しやすい。)
・wifi仕様でない機種は、現地でBluetoothを使って設定することになる。
・スマートロック自体は電池式になる為、電池の寿命をチェックしておく必要がある。
・機種によっては、電池が切れる前にアラームをだすものもある。
・電池が切れた場合入室ができなくなる為、通常の鍵と併用できるたど対策がとられている機種が望ましい。
・客付業者の担当者が、スマートフォンを持っていないケースもある為、その際の対応も考えておく必要がある。
さいごに、
スマートロックの導入には、いくつかの注意点を踏まえての検討になります。
便利な反面、電池切れなどのリスクもありますので、事前に
運用フロー
を明確にして、もしもの際の対策をとれることを確認してからの導入が望ましいと言えます。
(参考)アットホームでは、Ninja Lockという商品を扱っているようです。
以上、鍵の管理(スマートロック)についての説明でした。