賃貸不動産経営管理士の勉強方法の5つのポイント

こんなテーマに関する記事です。

---

賃貸不動産経営管理士の勉強方法としては、基本、
　不動産系の資格試験と同様のステップ
で進めることになります。

ステップとしては、まず、
　意思決定
をすることが最初になります。
つまり、試験に合格する為の勉強を行うということの「意思決定」です。
ここでの意思決定が弱いと、結局、しっかりと、勉強時間が確保できないということになってしまいます。

その上で、
　試験に向けた勉強のスケジュールを立てる
ということになります。
ここで、
　どのような勉強方法を選択するか
も決めます。

そのあとは、スケジュールにそって、
　・知識のインプット
　・知識のアウトプット
のステップを繰り返すということになります。

インプットした知識は、基本、
　時間とともに忘れるもの
です。いわゆる、
　忘却曲線
と言われる考え方です。

忘却曲線▼

記憶の中でも特に中期記憶（長期記憶）の忘却を表す曲線

;Wikipedia 忘却曲線

画像引用：https://theory.work/terms-forgetting-curve/

ですので、記憶を定着させる為に、
　一定の期間で繰り返す
という行為が重要になってきます。
まそして、並行して、
　進捗状況
を確認しつつ、試験に備えるということになります。

そして、
　モチベーションを維持する
ということが、継続的な学習の為には必要となってきます。

具体的な内容について記載します。

賃貸不動産経営管理士の勉強を行うということの意思決定

賃貸不動産経営管理士の試験に合格するという目標に向けて、試験勉強を行うという、
　意思決定
をすることが最初になります。

実際、この意思決定が、確かなものかどうかで、
　日々の勉強の為の時間が捻出できるかどうか
が左右されます。

実際、
　試験勉強をしないといけない
ということはわかっていても、ついつい、お酒を飲んだり、テレビを見たりすることに流されてしまうということがあります。

ですので、最初に、しっかりと、意思決定することが大切になります。
そのことで、日々の、勉強時間を確保することができると言えます。

スケジュールを立てる

意思決定のあとは、
　試験勉強のスケジュール
をたてるというステップになります。

ここでのポイントは、継続できるように、
　無理のないスケジュール
を立てるということです。

日々、継続して行うことになりますので、
　余裕をもってスケジューリングする
とともに、
　細切れの時間を有効利用できる
ような工夫も必要になります。

時間的な面を感がると、勉強時間を150～250時間とした場合、
　毎日2時間を学習にあてる
とすれば、
　75日～125日
必要となります。

ですので、
　2カ月半～半年
程度の計画で、学習計画を立てるということになります。

また、通信講座の中には、スケジュールに対しての進捗状況が確認できるようなサービスもありますので、状況によって検討すると良いでしょう。

独学で学習するのか、通信講座を活用するのかについては、状況によっても異なりますが、不動産系の資格試験の学習が初めての場合は、映像での学習ができる通信講座を利用したほうが効率的です。

知識のインプット

試験勉強の際には、まず、
　知識のインプット
が必要となります。

つまり、
　試験の対象範囲の知識を、しっかりと理解する
ということです。

資格試験の勉強法の書籍の中には、
　過去の問題集をメインに学習することを勧めているもの（アウトプットを中心にした学習方法）
もありますが、正直、この方法はあまりお勧めできません。

なぜなら、
　過去問を解くだけでは、応用が効かないから
です。
また、過去問だけでは、質問と回答の意味合いの理解も、不十分な状態となってしまいます。

ですので、
　試験範囲のカテゴリー
に関して、
　基本的な意味合いの理解
をしておくことが、大切になってきます。

その際のポイントとしては、下記になります。

・テキストだけでなく、映像、音声で、複合的に学習する
・インプットした後は、アウトプット（問題を解く）を行う
・理解不足の箇所（問題を間違った箇所）は、再度、学習する
・これらを、記憶が定着するまで、繰り返す

特に、不動産関係の資格試験の学習が初めての場合、テキストのみで、文字だけの学習だけだと、実際、
　集中力が続かない
という状況に陥る可能性があります。

ですので、最初は、
　映像とテキスト
をセットにした学習をされることをお勧めします。

また、一度学習しただけでは、なかなか記憶に定着しません。
これは、上記にも記載したような、
　忘却曲線（エビングハウスの忘却曲線）
と言われるもので、、
人一度覚えた内容を再度覚えるためにかかる時間の「節約率（どれくらい減らすことができるのか）」を時間軸で表した曲線
のことです。

忘却曲線の意味合いについて、結論としては、
　・繰り返し学習することで、記憶に定着しやすくなる
　・短い頻度で繰り返し学習すると、記憶が定着しやすくなる
という理論です。

当たり前のようですけど、「理論づけ」がなされると、なんとなく、納得してしまいます。

いずれにしても、
　学習スケジュールを立てる際
には、
　定着していない箇所を、繰り返し学習すること
を前提に設定することが大切になってきます。

知識のアウトプット

知識のアウトプットとは、
　問題を解くこと
で、
　学習した知識を理解しているかどうかをチェックする
という意味合いになります。

ですので、学習した範囲毎に、
　そのテーマの問題を解く
ということを繰り返すことで、
　学習の進捗を確認することができる
と言えます。

そこで、間違った項目は、再度、理解する為の学習を行うということになります。

複数回、アウトプットして、記憶が定着できた項目がでてくると、学習計画の進捗度合いも進んだことになります。

スケジュールの後半部分では、進捗度合を確認しながら、
　弱いテーマ
を集中的に学習することになります。

モチベーションの維持

資格試験の学習は、中長期戦になりますので、
　モチベーションを維持すること
が、かなり重要になってきます。

よく言われることが、
　資格を取得した後の状態を具体的にイメージする
ということです。

そのイメージが具体的であればあるほど、また、プラスのイメージを鮮明に描くことができれば、
　モチベーションの維持
につながります。

また、学習計画自体に無理があると、途中で、挫折してしまう可能性もある為、なるべく、無理のない計画を立てることがポイントになってきます。

短期集中型の計画でも良いのですが、仕事などで忙しくなることも想定して、なるべく、余裕をもって、試験日から逆算して、早いタイミングで学習をスタートされることをお勧めします。

まとめ

賃貸不動産経営管理士の勉強法は、基本、他の不動産系の資格試験の勉強法と同様になります。

基本的には、
　知識をインプット
および、
　アウトプット
して、
　それを定着
させるという流れになります。

また、その為に、
　しっかりとしたスケジュールを立てて、進捗を確認しながら学習を進める
とともに、
　モチベーションを維持する
ということが重要になってきます。

また、今回、不動産系の資格試験の学習は初めての場合、賃貸不動産経営管理士の資格に合格した後は、その流れで、他の資格、例えば、
　宅建士や、管理業務主任者といった資格試験
も、学習のステップがイメージできると言えます。

もちろん、難易度が異なりますが、資格取得の為の学習のフローは、イメージがしやすくなります。

以上、賃貸不動産経営管理士の勉強方法のポイントについてでした。